~伝統がいきづく街、そして誰もが魅了される食~
福岡市は現代的な都市ですが、歴史的・文化的なお祭りや施設は大事に受け継がれています。毎年7月に行われる770年以上の伝統を誇る 「博多祇園山笠」は、博多の男たちの神聖なお祭りとして全国に知られています。そして、福岡の鮮魚市場の水揚げ高は日本有数で、目の前の玄界灘で獲れた新鮮でおいしい魚を毎日味わうことができます。また、全国的にも有名な 博多(長浜)ラーメンを、博多弁が飛び交う屋台で食べるのも楽しみのひとつです。同じ麺類になりますが、福岡が日本のうどん発祥の地であることを皆さんはご存知でしょうか。博多区にある承天寺に、日本におけるうどん・そばの発祥の地という石碑が残っています。 さらに、福岡は世界中の様々な料理を楽しむことができるグルメの街であり、旅行者を必ず満足させてくれることでしょう。
◆九州最大のターミナル駅「博多駅」
1日10万人前後が利用する福岡県を代表する駅である。また、山陽新幹線の終着駅で、東海道・山陽新幹線の西側終着駅でもあり、さらに九州新幹線の起点駅である。2011年の九州新幹線博多延伸及び全線開業をとなり新しい駅に生まれ変わった。新しい駅ビルには阪急百貨店、東急ハンズ、東映系のシネマコンプレックスであるティ・ジョイが入居し、前面ガラス張りの駅ビル「JR博多シティ」となった。
◆日本一の海浜タワー「福岡タワー」
福岡県福岡市早良区のシーサイドももち地区にあるランドマークタワー(電波塔)で、高さは234m。 日本で1番高い海浜タワーでもある。 地上123mにある最上階の展望室からは、福岡の街並みや博多湾などの景色を360度のパノラマで一望できます。1989年のアジア太平洋博覧会(通称:よかトピア)にあわせて建設されました。
◆運河が流れる都市の劇場「キャナルシティ」
キャナルシティ博多は、1996年4月20日に開業した再開発プロジェクトで、約4万3,500平米の敷地に、ショッピングモール、映画館、劇場、アミューズメント施設、2つのホテル、ショールーム、オフィスなど、さまざまな業種業態が軒を連ねる複合施設です。
曲線的で色彩豊かな建物が並ぶ街の中央には、約180mの運河(キャナル)が流れ、ダイナミックな噴水のショーが時間の流れを知らせます。 水辺のステージでは、パフォーマーによるイベントや音楽ライブが日々開催され、常に街の中には賑わいが溢れ、誰もが楽しみ、集い、憩うことのできるエンターテイメントシティです。
◆博多に来たら一度は寄りたい!「博多の屋台」
博多・中州の夜の風物詩といえば、「屋台」。あちこちに明かりが灯り、賑わっていく様子は福岡ならではの光景です本格的な長浜ラーメン屋や、焼き鳥、一口餃子などが人気メニューです。天ぷらやイタリアンの屋台もあり、お好みのお店を探してみませんか?非日常の空間で個性的な飲食を楽しめるのが魅力な屋台ですが、その大きな特徴はやはり、お客さん同士、またお店スタッフとの「距離が近い」こと。実際の距離も近いのですが、博多の人は心の距離も近いです。ふらりと屋台に入ると目の前の大将や店員さん、隣のお客さん、誰かしらが必ず話しかけてくれます。
◆福岡から日帰りで行ける島「能古島」
「能古島」は、福岡市姪浜の能古渡船場からフェリーで約10分で行ける、周囲約12kmの島。季節の花や海などが美しく、島内ではさまざまな絶景に出会えます。また、7世紀前後につくられたとされる「早田古墳群」、江戸時代の鹿の狩猟場のなごりの「鹿垣」など、歴史を感じさせるスポットも数多く点在。歴史ロマンにひたるコースもおすすめです!
◆博多グルメ① 博多ラーメン&福岡うどん
「博多ラーメン」とは白濁した豚骨スープに極細のストレート麺を合わせた豚骨ラーメンのこと。その人気はご当地ラーメンという枠は軽々と超え、日本はおろか世界にも広がっている。しかし、実は地元の人がよく食べるのが「福岡うどん」。コシが無いふわっとした麺の上に乗ったシャキシャキのごぼう天。やさしい味のスープも魅力的です。
◆博多グルメ② もつ鍋&水炊き
地元の人も良く食べるもつ鍋は、大きなクセが無く、深いコクを持ちながらもアッサリと食べることができ、老若男女誰からも愛されています。このもつ鍋と同様に愛されているのが、「水炊き」。一般的な水炊きは、スープが透き通っていますが、博多の水炊きのスープは白く濁っているという特徴があります。博多では骨付きの鶏肉を煮込むため、スープが透明では無くなります。こってりとしているように見えますが、スープを飲んでみると旨味が凝縮されており、深い味わいを楽しめます。
写真提供/福岡市